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民間文教施設“粟谷塾”の理念

[学力]

前北斎為一改画狂老人卍(葛飾北斎)「肉筆画帖 蛙とゆきのした」
前北斎為一改画狂老人卍(葛飾北斎)「肉筆画帖 蛙とゆきのした」
1834年(天保5年)~1839年(天保10年)
※北斎は1834年~1836年頃に西浦賀に住んでいた、と言われている。

桑の葉のイラスト 定義 桑の葉のイラスト

粟谷塾での[勉強]は主体的に前向きに頑張る活動ですから、「好きこそ物の上手なれ」の諺も示すように、[勉強]が出来れば、[学力]が伸びる!」と言えます。
なぜなら、粟谷塾で言う[学力]とは、“自ら学び、自ら考え、主体的に判断し行動する力”を意味するからです。

桑の葉のイラスト 「新しい学力観」「確かな学力」 桑の葉のイラスト

この定義は、少なくとも言葉の上では、文部科学省等が唱える「新しい学力観」(1989~)や「確かな学力」(2002~)と同じです。

自ら学び、自ら考える力を育てる学習指導の構造図 - 茨城県教育研修センター 研究報告書第40号 平成12年度 教科に関する研究

「新しい学力観」とは、文部科学省(旧文部省)によって正式に定義された事柄(概念)ではないようですが、中曽根康弘内閣総理大臣の主導で設置された臨時教育審議会(臨教審、1984年~1987年)の流れを受けて1989年(平成元年)3月に告示された小・中学校学習指導要領に示された学力観を指して、1991年頃から使われるようになった教育用語です。
その学力観とは、一般に、「自ら学ぶ意欲と社会の変化に主体的に対応できる能力の育成を図るとともに、基礎的・基本的な内容の指導を徹底し、個性を生かす教育の充実に努めなければならない。」(「小学校学習指導要領 (平成元年3月) > 第1章 総則」及び「中学校学習指導要領 (平成元年3月) > 第1章 総則」より抜粋)と云う考え方の事だ、と言われています。
平成8年(1996年)12月に 旧文部省が刊行した「平成8年度版 我が国の文教施策」の「第2部 文教施策の動向と展開 - 第3章 初等中等教育のより一層の充実のために - 第2節 主体的に生きる力を育てる教育の推移 - 1 新しい学力観に立つ教育の推進」でも、

(2) 新しい学力観に立つ学習指導の工夫改善
と云う見出しの下に、
現行学習指導要領の趣旨を実現するためには、自ら学ぶ意欲や思考力、判断力、表現力などの資質や能力を重視する学力観に立って、学習指導の工夫改善を図ることが重要である。
と述べられており、見出しと比べると、「新しい学力観」を「自ら学ぶ意欲や思考力、判断力、表現力などの資質や能力を重視する学力観」と言い換えているのが分かります。

他方、「確かな学力」と云う言葉が、一つの教育関係用語として初めて公式に使われたのは、文部科学省が2002年1月17日付で発表した「確かな学力向上のための2002アピール『学びのすすめ』」においてです。
そして、そのように正式な用語として使われる事になるのを示すかのように、その前年、2001年(平成13年)12月28日の記者会見で、当時の遠山敦子文部科学大臣は、

今日で今年最後の会見になりますが、一年を振り返られて、就任されてからお忙しい日々だったと思いますけれども、感想をお聞かせ願いますか。
と云う質問に対する返答の中で、
日本はやはり「科学技術創造立国」であり、「文化立国」でなくてはならないと思いますが、その意味でこの8ヶ月の間に起こったことは、未来に向けて少し希望を持てる動きがあったと思ってます。そしてまた、子どもたちの将来と言いますか、日本を支えていく人材の養成という観点から見ますと、今回の教育改革のいくつかの手当、特に確かな学力、豊かな人間性の養成という点では大きく踏み出せるのではないかと思っています。
と述べて、「確かな学力」と云う言葉を使いました。
そして、「確かな学力」と云う用語の意味は、平成15年(2003年)10月7日付の中央教育審議会の答申「初等中等教育における当面の教育課程及び指導の充実・改善方策について」の「第1章-2 子どもたちに求められる学力についての基本的な考え方」で、「知識や技能はもちろんのこと,これに加えて,学ぶ意欲や,自分で課題を見付け,自ら学び,主体的に判断し,行動し,よりよく問題を解決する資質や能力等までを含めたもの」と定義されています。
また、「現行学習指導要領・生きる力 > ポイントがわかるパンフレット」の「保護者用パンフレット(平成22年作成)(詳細版)」7/32ページでは「基礎的な知識・技能を習得し、それらを活用して、自ら考え、判断し、表現することにより、さまざまな問題に積極的に対応し、解決する力」と、「保護者用リーフレット(平成23年作成)(簡略版)」4/4ページでは「基礎・基本を確実に身に付け、自ら課題を見付け、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、行動し、よりよく問題を解決する資質や能力」と定義されています。

このように、“自ら学び、自ら考え、主体的に判断し行動する力”を定義とする、粟谷塾で言う[学力]は、文部科学省等が唱える「新しい学力観」(1989~)や「確かな学力」(2002~)と、少なくとも言葉の上では(概念としては)、同じ意味です。

桑の葉のイラスト 方法は[勉強] 桑の葉のイラスト

とは言え、[学力]を伸ばす方法は、生徒一人一人によって様々です。なぜなら、端的に言えば、「それが[勉強]だから。」と云う事になりますが、詳しく言えば、[学力]は、決められたゴールを目指したり特定の型を習得したりする事によって得られる物ではなく、スタートもゴールもスタイルも「自ら」が「主体的に」決める物だからです。
しかしながら、文部科学省等が行なう議論は、しばしば、「新しい学力観」や「確かな学力」を育成する方法を規定、限定する方向に向かっています。粟谷塾で言う[学力]は、方法を規定、限定する物ではなく、その点では、必ずしも文部科学省等の言説と同じではありません。

「主体的に、こうしてこうしてこうしてこうしないといけません。」・・・これって主体的?

[学力]を伸ばす方法を規定、限定して、生徒はそれをただ受け入れれば良い、とする教育の在り方は、主体性によって発揮される力を、主体性を抑える事によって得させようとする、と云う事であり、そもそも矛盾しています。
このように、[学力]を伸ばす方法は、前以て事細かに決める事が出来ない物です。そして、[勉強]は正にそう云う物です。

粟谷塾で言う[学力]“自ら学び、自ら考え、主体的に判断し行動する力”―は、少なくとも言葉の上では(概念としては)、文部科学省等が唱える「新しい学力観」(1989~)や「確かな学力」(2002~)と、同じ意味です。
そして、そのような[学力]を伸ばす事が出来れば、単に学問・学習や知性・知力においてだけでなく、人として大きな成長を遂げる事になります。[信頼関係]に相応しい人になっていきます。
その事については、[意志]のウェブページ(または冊子)で扱います。

2017年03月16日(木)

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